インド・ネパール料理店はなぜ多い?新潟グルンや高岡ミテリなど全国オープンラッシュの真相
看板にヒマラヤ山脈のイラストやネパールの国旗を掲げながら、店名には「インド料理」と銘打つ独特のスタイル。このビジネスモデルが日本各地で成立している理由には、制度的な要因とコミュニティの互助構造が深く関わっています。
まず、厨房に立つ料理人の多くは「技能ビザ(熟練した調理師)」を取得して来日しています。日本国内で親族や同郷の先輩が先行して開業し、後続のコックを招聘する強固なリファーラルネットワークが構築されているのです。また、撤退したラーメン店や居酒屋の居抜き物件を最小限の内装工事で再活用し、初期投資を極限まで抑える点も特徴といえます。
そして最大の武器が、日本の外食市場に完全に適応した「巨大なナン」「バターチキンカレー」「ナンおかわり無料」という盤石のフォーマットです。原価を抑えつつ満腹感を提供できるこの仕組みは、原材料高に悩む日本人消費者のランチ需要を確実に捉えています。