ケニア崩壊の噂はデマ?中国の債務問題と日本のインフラ支援を本音検証
中国によるケニア道路建設および交通インフラ投資の代表格が、首都を貫くナイロビ高速道路(全長約27km)と、港湾都市モンバサとナイロビを結ぶ標準軌鉄道(SGR)です。
ナイロビ高速道路は、慢性的な大渋滞に悩まされていた首都の所要時間を2時間から20分程度へと劇的に短縮させ、物流関係者や富裕層から利便性を高く評価されました。しかし、通行料が高額であるため一般市民の日常的な足としては定着しにくく、「富裕層のための道路」という分断を生んでいます。
さらに深刻な影を落としているのが、総工費30億ドル以上を投じたSGR鉄道プロジェクトです。事業の採算性が当初の想定を大きく下回り、貨物輸送の義務付けを巡って地元運送業者との衝突を招きました。大手メディアの現地特派員レポートでも報じられた通り、現場では中国人技術者が要職を占め、期待された現地雇用創出や技術移転が限定的だったことに対する不信感が噴出。「便利になったが、返済負担に見合っていない」という国民の不満が渦巻いています。
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