スモーキーのその後はどうなった?ジョセフの相棒が市長に上り詰めるまでの出世ストーリーを徹底追跡
「逃げるんだよォ!スモーキーッ」という台詞が飛び出したのは、第2部序盤におけるストレイツォ戦のクライマックスです。かつて第1部で初代主人公ジョナサン・ジョースターと共に吸血鬼と戦った波紋の達人ストレイツォは、不老不死の魔力に魅せられ、石仮面を被って吸血鬼と化していました。圧倒的な身体能力と目から放つ高圧の体液「空裂眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)」を武器に、ニューヨークのカフェにいたジョセフを襲撃します。
トンプソン機関銃を乱射し、手榴弾の束をストレイツォの背広に仕掛けるなど、第1部の紳士的なジョナサンとは似ても似つかないトリッキーな奇策を連発したジョセフ。しかし、吸血鬼化したストレイツォには肉体の再生能力があり、致命傷を与えるには至りませんでした。緊迫した空気の中、ジョセフは居合わせたスモーキーに向かって堂々と告げます。
「スモーキー!君にひとつだけ作戦を教えてやるぜ!このジョセフ・ジョースターには、子供のころから命が危なくなると使ってきた、とっておきの作戦があるッ!」
誰もが起死回生の秘策を期待した次の瞬間、ジョセフは踵を返し、「逃げるんだよォ!スモーキーッ」と絶叫しながら全力疾走で逃走を図ったのです。あまりの潔さにスモーキーは「ええーーっ!?」と絶句。読者の度肝を抜いたこのシーンこそ、のちに「ジョースター家の伝統」と呼ばれる機転と生存本能が初めて明確に提示された瞬間でした。