タイムアウトマーケット大阪は廃墟?ガラガラの真相と半年後の今を徹底追跡
「廃墟」「ガラガラ」という刺激的なワードが独り歩きした背景には、空間規模と利用時間帯のアンバランスがあります。タイムアウトマーケット大阪は約3,000平方メートルの広大なワンフロアに、約700席という圧倒的なキャパシティを備えています。この巨大な空間設計が、平日ランチタイムのオフィスワーカー需要と致命的なズレを引き起こしました。
梅田地下街や駅直結ビルの飲食店が1,000円前後のスピードランチで回転する中、同施設の平均単価はフード1品で1,800円, 3,000円前後。日常使いの昼食としては価格帯が高く、平日12時台でも全体の3〜4割程度しか席が埋まらない光景が見られました。700席あるうちの200人が散らばって着席すると、引きのアングルで撮影した写真はどうしても「閑古鳥が鳴く空きフロア」に見えてしまいます。このスナップショットがX(旧Twitter)やTikTokで切り取られ、アルゴリズムに乗って拡散されたことが噂の火種でした。
さらに開業直後は、QRコード経由のモバイル決済システムの通信遅延や、各ブースの呼び出し機器の不具合が頻発。観光客や地元客から「席は空いているのに料理が40分来ない」「注文の仕方が分かりにくい」といった厳しい口コミ評判がGoogleマップ等に集中し、ネガティブなイメージを固定化させてしまったのです。