湯木博恵の経歴と病気療養の真実|新沼謙治との絆と家族の素顔を徹底解剖
幸せな日々が続いていた新沼家に暗い影が落ちたのは、2010年頃のことでした。湯木さんに肺がんが見つかり、闘病生活が始まったのです。非喫煙者であった彼女の罹患は家族に大きな衝撃を与えましたが、世界を制したアスリートとしての精神力で、弱音を吐くことなく治療に立ち向かいました。
さらに家族を追い詰めたのが、2011年3月11日の東日本大震災でした。新沼さんの故郷である岩手県大船渡市は甚大な津波被害を受け、実家や親族、多くの知人が被災。新沼さんは歌手として現地への炊き出しや支援活動に奔走しなければならない立場に立たされました。
自身の病状が深刻化する中にあっても、彼女は「あなたは故郷のために行ってあげて」と夫の背中を押し続けたといいます。夫が被災地支援に向かう間、都内の病床で痛みに耐えながら夫の使命を全うさせようとしたその姿は、周囲の医療関係者をも打つものでした。
しかし病魔の進行は早く、震災から約半年後の2011年9月7日、都内の病院で息を引き取りました。享年62。新沼さんは仕事の移動先から駆けつけたものの、最期の瞬間には間に合わず、旅立った妻の手を握りしめて号泣したと伝えられています。
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